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村上隆1

お久しぶりです。今日から数回村上隆氏について書きます。

村上隆といえば等身大フィギュアや六本木ヒルズのイメージキャラクターで有名ですよね。きょうはそのキャラクターたちについて書きます。
これです↓

murakami2
(c)2003 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.

村上隆氏はぶっちゃけ日本ではかなり嫌われたアーティストですよねww彼のアートはもうすでにあるもののパクリだとかという批難をよく耳にします。私が村上隆さんが嫌いだった理由は彼のキャラクターがかわいくないからです(^^)なんでこんなのが売れるの?(^^)って反感を覚えてました。でもそこが村上隆がイラストレーターとかデザイナーじゃなくてアーティストなわけだとおもうのです。

※あくまでここから私の解釈です※
人の好みによりますが、

murakami2

かわいくないですよね(^^)?

どちらかというと気持ち悪くないですか(^^)?
ではなんで気持ち悪いと思うんでしょう。
たとえば世界中でかなり有名になったピカチュウと比べてみる。(ピカチュウが気持ち悪いと思う人はそれほどいないと思うので)
pikachu

(この画像は英語版ウィキペディアよりお借りしました)

村上隆氏のキャラクターとピカチュウの間には共通点がいっぱいあります。クリクリした目、2等身、小さい鼻、性別がない(わかりづらい)、癒し系なちょっとポケーとした表情。

同じようなパーツを備えているのに村上のキャラクターはなんかきもちわるい。なんかツルっとしすぎというか、クリーンすぎる。なんか無駄がないしいかにも手書き感がないパソコン上で作られたキャラクターって感じです。

なんで人は一般的にかわいいものを好んで、かわいくないものを憎むんでしょうかね。特に日本人がかわいいもの好きは海外でも結構有名です。なぜでしょう?かわいいものは売れます。売れるからかわいいキャラクター・洋服・商品などは作られます。

日本にはものすごい数のキャラクターがいます。かわいい系だったり癒し系だったり。町おこしだったり、ブランドに親近感を沸かせるためだったり、商品を売るためだったり、ひとをだましたり。アイフルのチワワは良い例です。

そういうかわいいい・癒しキャラクターがいっぱい生まれる背景には消費社会と会社で疲れた癒しと安心をほしがっている人がたくさんいるからだと思います。
会社で疲れたから飲みに行く。嫌なことあったから買い物する。お金を使うことで自分には(買う)力がある。無力じゃない!って感じたりする。でも結局それは何の解決にもなってなくてまた次の日から会社に行って、残業して、他に何もやる気力がなくて、疲れて家で寝てまた次の日もまたその次の日も同じ事を繰り返す。消費で一時的に現実逃避できただけ。
癒し・かわいいグッズを買ったりするのもそんな理由じゃないでしょうか。そもそもそこまで疲れていなければ買う必要はあるのでしょうか?もしかしたらかわいいグッズを買う事でサイクルを加速させているのかもしれません。働く→疲れた→消費したい!→癒しグッズ!→お金ない!→働く→疲れた→、、、

だからあのかわいいキャラクターたちは結局本当に癒しとかを与えてくれるんじゃなくて、たったひとときの現実逃避をさせてくれているのでは・・・?嫌なことを一時だけ忘れさせてくれる存在なのでは、、、?

村上さんのキャラクターは代表的な「かわいい」キャラクターに共通するクリクリした目やポケーとした表情といったパーツを分解して再構築し、上記のようなキャラクターをつくったとおもいます。つまり売れるパーツを組み合わせただけのキャラクター。人の手とかいっさいはいってません。そのポワワンとした表情の裏腹にかなり冷めたコンセプトのキャラクターがいるんじゃにかと私は思います。ちても表面的で売れようとしているキャラクターはこの村上のキャラクターだけじゃなくて、いま存在するキャラクターの99%以上に共通して言えると思うんです。いかにかわいくってもいかに癒しみたいな顔しててもそれはどっかのだれかが金儲けするために生まれたキャラクターだし、現実に疲れて現実逃避したいと思う人が多いこの社会だからこんなにいろんなかわいい・癒しキャラクターが生まれるじゃないかって思います。つまり村上のキャラクターはそういったキャラクターたちのうっすぺらさ(平面性)、表面的癒し・かわいさを強調したキャラクターだと私は思います。このキャラクターをみてもしやこいつら(ミッキー、キティ、りらっくま、などなど、)にだまされているのでは?とか疑問におもうことが、この村上の作品の趣旨じゃないかなぁって。あくまでこれは私の解釈です。


murakami1
カイカイとキキ「たのしいな」(2009)
(c)2009 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.

最後にいいますが、私ピカチュウとか大好きですよvだまされてたってかまいませんwwただこう社会とかあらかじめ存在する枠組みに常に疑いの目を向けることは大切だと思うのです。おもしろいですしねv
次回は等身大フィギュアについて書こうと思います。
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