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インスタレーション

更新遅れちゃってごめんなさい・・・!いろいろバタバタしてます。
今日はインスタレーションアートってどういうものかということをメインにはなしながら、いろんな作家さんを紹介しようかと思います。自分のつくっているものを説明するとき「インスタレーションっぽいの作ってる」というと、「インスタレーションって何?」と大概返されるので(^^;)この記事を書いて、その説明がうまくなるといいな!(`・ω・´)

インスタレーションはアートの中の分野です。空間を使います。また、物をつくるというより、環境を作り、インスタレーションの展示がおわるととりこわされ、ひとつの物体というのはあまり残りません。(例外あります)

kusama
Yayoi Kusama, "Dots Obsession", 2004.

こちらは日本でも有名な草間弥生さんの作品。幼少期から病気のせいで斑点模様が見えた、という話は有名ですよね(^^)空間をすべて水玉で埋め尽くされ、圧迫感、異常なまでの水玉に対する執着心、が伝わります。またファンタジックであそびごころある世界ですね!病的な「異常」な世界と、どこか子供っぽい「遊び」の世界がまじった作品だとおもいます。。こういった感覚はキャンバスだとちょっと伝わりづらいかもしれませんが、インスタレーションはつくった人と見る人が同じ体験を共有することができるので、感覚によっては伝えやすい手段かもしれません。
もっと見たい方はこちら↓
http://www.yayoi-kusama.jp/


現代アートを分野分けするとき、いろんな分け方があるとおもうですけど、ミディアム(使っている材料・技法で分ける方法)で大きくわけると以下のように分けられます。

・彫刻\3D
・絵画\2D
・陶芸\セラミック
・版画
・写真
・ビデオ
・パフォーマンス
・インスタレーション
・ミックスメディア(その他)

などなど。時代的に最も歴史があるのは彫刻と絵画ですね。この分野はおおざっぱなもので、主に私がいま思いついたものを書いているだけです(^^)また分野分けは昔はしっかりしていたけれど、今のアートは分野分けするのが難しくなっている気がします。たとえばパフォーマンスをビデオにとったり、油絵だけどコラージュの要素をいれたり、アースアートをインスたレーションという項目にいれたりいれなかったり、版画を絵画と一緒にしてまとめて2Dといったり、カテゴリー別けがあいまいになっています。

インスタレーションは比較的新しい分野の一つで、一つの部屋をまるまる使うものもあれば壁の一部分だけをつかうものもあります。基本的に大きいものが多い気がします。多くのインスタレーションは見る人が自由に出入りできたりさわったりできます。

paramodel
Hayashi Yasuhiko and Nakano Yusuke, "Let’s play the ‘pla-rail’ with paramodel vol. 03" at the Shikitsu Primary School in Osaka, 2005.

林泰彦さんと中野裕介さんが2001年に結成したアートユニット「パラモデル」の作品です。おもちゃの電車の線路を使って作っています。なので子供にも大人気!「アートは難しい」という固定観念も打ち壊してくれるような楽しい作品です。
もっと見たい方はこちら↓
http://pingmag.jp/J/2007/09/28/paramodel/


インスタレーションはアースアートやパフォーマンスと共通するところがあると思います。ひとつは売ることが難しいこと。パーツ売りもすることがあるらしいのですが。私がつくっているものがこのインスタレーション分野にはいるときもあるので、いままで紹介してきた現代アーティストさんがインスたレーションやっている方が多いです~。はは。(^^)作り手からすると物を残すということにこだわらなくてよいので結構自由が利くたのしい分野です!何も売れませんけどね、、、。

インスタレーションの特徴として、多くの作品は鑑賞者が作品と遭遇した時の体験を重要視することがあると思います。作り手も「どういう体験をさせたいか?」と考えながら作品を作ると思います。ことばにするとシンプルになってしまうのですが、体験を大事にするってけっこうむずかしいことになってきてるように思えます。とくに現代だと物や形に残るものを重視する傾向があると思うんですよね~。観光しにいって、せっかく観光してるはずなのに写真にとることに気をとらわれすぎて、実際に見て、体験して、感動するということを忘れがちだったり。ありますよねー(^^)

どんなアートでも、見る側がその作品と遭遇した時のの体験がなければ成り立ちませんが、インスタレーションはとくに体験を重視すると思います。実際に作品を見に行って、体験して、それが作品になる!というのが強調されているんじゃにでしょうか。

あと作品が作られた場所が重要になってきます。その場所も作品の一部になるというか。場所によってその作品の内容や見る側の体験がかわってきます。ギャラリーのような外の世界の影響がほとんどない真っ白なキャンバスのような空間でつくられるものもあれば、街角だったり、教会だったり、古い家だったり、その場所自体にいろんな歴史や物語が備わっているような空間で作られるものもあります。作られた場所が普段あまり目につかない場所でも、インスタレーションをそこで作ることによってその場所をまったく違う風にみることができます。あらためてその場所の良さや特徴を考えさせられたりします。(^^)作り手もその場所から作品を作るインスピレーションをうけて作っているのでしょう。

brainforest.gif

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Gerda Steiner & Jorg Lenzlinger, "Brain Forest," Church on the Canale Grande during the 50th Biennial of Venice in 2003.

こちらは教会につくられたインスタレーション。教会の中って外の世界とかけはなれた空間だったりしません?静かで、ちょっとファンタジーな雰囲気ただよっていて、潔白なイメージ。そこにインスタレーションをかざることで、教会のそのファンタジーでピュアなイメージが強調されているように思います。さらにカラフルな色をくわえることで教会のちょっと入りづらい雰囲気を、「遊び」の心あふれる楽しげな場所に変えています。このように、つくられた場所から影響を受けつつ、その場所見方を変えてしまうのがインスタレーション!
もっと見たい方はこちら↓
http://www.steinerlenzlinger.ch/

長くなりました。お疲れ様でした!コメント返しは今週中、拍手が返しはこの記事の追記で今週中にかきますので!返事遅れてすみません。
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