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展覧会のレビューなど

ハッピーハロウィン、メリークリスマス、良いお年を、あけましておめでとう、ハッピーバレンタイン、お久しぶりです。最近みた展覧会のレビューでも書こうかと思います。

Mike Kelly-----PS1
Screen shot 2014-02-02 at 2.20.47 PM
Screen shot 2014-02-02 at 2.21.30 PM
Screen shot 2014-02-02 at 2.20.27 PM
マイク•ケリーは、複数のぬいぐるみを結合させた彫刻を作る事で知られるアーティストです。ぬいぐるみをモチーフにした作品以外にも、彼のそこまで去られていないビデオアートやスーパーマンをモチーフにした彫刻も置いていました。

子供のおもちゃであるぬいぐるみのもつ純粋なイメージは、ぬいぐるみのバラバラにされ再び再構築されたキメラのな不気味さや、ぬいぐるみの性的なポーズを、余計変態的に感じさせる、、、、はずなんですが、私がロリコンアニメで溢れる日本で育ったせいか、こういった子供っぽいものに性的暴力的なことをさせることに衝激を感じませんでした。 残念です。ほんとうに。一般アメリカ人からすると、マイク•ケリーの作品はかなりショッキングなものを感じるらしいです。マイク•ケリーの作品を見た人の中には、ケリーはは精神に異常があり、小さい頃に性的な虐待を受けたのが原因ではないかと思う人もいるらしいです。そんな事実はとくにありません。マイク•ケリーは2012年に亡くなっていますが、ウェブサイトは残っているので、もっと作品を見たい人はどうぞ。

http://mikekelley.com/


Chris Burden-----New Museum

Screen shot 2014-02-13 at 6.30.21 PM

Screen shot 2014-02-13 at 6.29.52 PM

クリス•バードンといえば、アシスタントに自分を銃で撃たせたパフォーマンスアート作品"Shoot"で有名ですが(パフォーマンスアートの過去記事参照)、最近は彫刻も作っているみたいです。取り扱っているテーマはは戦争や権力といった重いテーマものが多いのですが、おもちゃを使ったり、ユーモアをまぜてみたりしていて、なかなか面白かったです。クリス•バードンってただのドM野郎じゃなかったんだ!とおもいました。展覧会で特に人気だった作品が「Tower of Power」(権力の塔)という作品です。細い階段を登った所に、壁にテレビくらいの大きさ穴に展示されていました。30分待ちの列があり、階段の前に警備員が立っており、一人ずつでしか作品が見れないように見張られていました。私は友人とこの展覧会にみにいっていたのですが、「最近入場者数を限定する展覧会やインスタレーション作品はやっているよねー。」という話をしながら待っていました。

さて、やっと自分の番になりました。
30分も待たせたんだから、さぞ面白い作品が
待っているんでしょうね!
期待して階段を登ると、、、、、



















Screen shot 2014-02-02 at 2.24.54 PM

展示されていたのは、がっかりするほど小さなガラスケースに入れられた金の板作られた小さな山。周りにはマッチ棒で作られた人形。やられた!(^^)
こんなものを見るために30分並んだのがばからしい。作品のタイトルから分かるように、これがバードンの目的だったのでしょう。近頃、MOMAの雨の降る部屋だったり、チェルシーのギャラリーでの草間弥生さんの個展など、観覧者数を
わざと限定する作品が多いのです。そのため、1つの作品を見るのに2時間3時間待ちなんてこともよくあります。

Screen shot 2014-02-02 at 2.28.51 PM
ギャラリーに入るのに並ぶ人、チェルシー

しかも、列に並ぶ人は観光客だったり一般の人だったり、普段はあまりアートを見ない人が増えていたりします。現代アートに興味をもってくれる人が増えることは非常に嬉しい事なのですが、アートがテーマパークのアトラクション化して、美術館やギャラー側が入場者数を増やすために話題性が大きい作品や高度な技術を使った作品ばかりを展示したりすると、取り扱う作品が偏ってしまうという問題も発生します。バートンの「権力の塔」はそんなアート界の現状を皮肉たっぷりに表現しているように思います。ちなみに、こういったアート界のルールや構造自体をアートが批判したり評論したりするアートの事を Institutional Critique(組織評論)とよんだりします。この言葉も近年よく耳にする言葉です。

Johannes Vermeer-----The Frick Collection
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クリス•バードンの「権力の塔」にこりることもなく、翌週はフェルメールの「真珠の首飾りの少女」を見るために真冬のニューヨークで美術館の外で3時間半待ちました(気温ー5度前後)。展覧会の最終日にいったのがいけなかったんですけどね!フェルメールは今まで何点か見てきましたが、正直、そこまで感動したことはなく、なぜここまで人気があるのか未だによくわからないです。なので、他のフェルメールの作品だったらスルーする展覧会だったのですが、「真珠の首飾りの少女」だけは見ておきたかった!なぜかというと、ピーターウェーバー監督の"The Girl with a Pearl Earing"という映画があったから。(見ていない人は是非見てみて下さい。すべての場面が絵画みたいでとにかくきれいなので、大きな画面で見る事がおすすめします。)
さて、肝心な実物はというと、、、昔の絵画でよくありがちですが、思ったより小さいです。たしかに色や光はキレイです。真冬に3時間外で待つ価値はあるかと聞かれると困りますが、見てよかったとは思います(^^)。ただ、隣の年上の女性がその絵画を見て「いまにも本当に動き出しそうね。」という感想を述べていて、なんとなくテンションが下がりました。



もう1、2個、展覧会のレビューがあるのですが、次回にします。コメント、拍手ありがとうございます。ありがたく読ませていただいています。もう遅いかもしれませんが、コメントの返事ぼちぼちしていきます。
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