はじめてこのブログを読む人におすすめの記事:
アート勉強して気付いた事/デュシャンの便器/ポロック/ 知っておくと便利/ リアルに見える絵画は本当にリアル?

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あけました

あけましておめでとうございます。今年もよろしくおねがいします。
こんなに更新がないブログに関わらずちょくちょく見てくれる人がいたり、最近の記事だけでなく上げてから2年以上立っている記事にも未だに拍手を押してくれる人がいるみたいで、とても嬉しいです。このまえデュシャンの便器の記事がついに60拍手いきました。やっぱり便器がなぜアートになるかみんな疑問ですよね^^;
薄々感じていると思いますが、近頃ネタ切れぎみです(^^)もしアートで疑問に思う事があれば拍手かコメントにぜひ書いて下さい。絶対答えられると言えませんが一緒に考えますwこのアーティストおもしろいよーとかこれ読んだー?とかも喜びます。今考えてるのはアメリカの美大やら美術教育についてちょっと書こうかなって思っているくらいです。

今日は好きな短編アニメーションをちょこっと紹介。アニメーションの表現の方法は無限大。ストップモーションでも、3Dでも、手書きでも、どんなに質感があるものでも最後は平面として画面に現れる不思議。時間と物理法則をコントロールできる事も魅力的!絵が動くことは改めて考えると不思議なことですし、惹きつけられるものがあります(^^)。

おねがい なにかいって [日本語版] from David OReilly on Vimeo
Translation by Nobuaki Doi


この方は主に3dアニメーションの作家です。すごくファンタジックなスタイルなのに描かれるストーリーは妙に現実的だったり、社会風刺みたいなものばかりでダークな笑いを誘います。上の作品はたまたま日本語字幕付きのがアップされていたので選びました。この方は日本文化にも影響を受けているみたいで、他のアニメでは可愛い文化、日本人の猫好き、自殺、ピカチュウもどきも出てきます。注意すべき点は、彼の作品のなかには子供に見せてはいけない表現がたくさんありますw。また作品自体がアニメである事をネタにしたります。たとえばExternal Worldという作品では、子供がネットでアニメを見ていて、母親が「これは子供に悪影響じゃない?」という問いに対して父親が「いや、これはアニメだから現実の人に影響与えないよ」という場面があります。まぁなんというか私この作家が大ファンですv
また3Dアニメーションらしいスタイルなのもすばらしい。一般の3Dアニメーション(アバターとか)ってなぜか「リアル」にしようとする傾向があると思うのです。でも実写でできることをなんでそんな大金かけているのか疑問に思う事があります(^^)この方の作品は手書きアニメーションでもできない、実写でもできない、3Dだけが表現できる世界をつくっています。


Raimund Krumme, "Seilta"(1986)
この方はアニメーションが平面であるということを盛大に利用してアニメーションをつくっています。スタイルは非常にシンプルです。画面のほとんどが白。だからこそ視聴者に空白を想像で補わせることで、視覚の遊びが生まれます。あるとき四角は床になり、あるときは物体になり、あるときは窓になり、あるときは壁になり、あるときは穴になります。私の作る物はゴチャゴチャしたものになりがちなのですが、この人の作品を見ると、手書きアニメーションという古典的(悪い意味じゃなく)技法を使って、色もほとんど使わず、ほとんど線だけでこんなに表現豊かな作品が作れるんだ、って思い、いろいろ考え直させられます。


Amanda Forbis & Wendy Tilby, "When the day Breaks"(1999)
3つ目のアニメはちょっと変わった技法を使っています。くわしくは分からないのですが、実写でまずビデオをつくり、それを写真にしてそのうえからえんぴつや絵の具でかいていくようです。だから作風がものすごく絵本っぽいのに、ときどき人の動きが妙にリアルだったりします。ストーリーを簡単に説明すると、ごく普通に生活を送っていた豚ちゃんがあるときスーパーにレモンを買いにいった時、店から出てくるニワトリにぶつかってしまい、その直後にそのにわとりは交通事故にあってしまいます。ストーリーはすごくシンプルで、作中にキャラクターがしゃべることがないにもかかわらず、ひとつひとつのシーンの連続だけですごくリアルな感情が描かれています。別にニワトリが事故にあったのは豚ちゃんのせいじゃないのに、なんとなく罪悪感を感じたり、自分は悪くないって分かっているけど、でもやっぱりあのときぶつかっていなければ事故にあわなかったかもしれないとか、そもそもあのときレモンを買いにいかなければとか、もうちょっと早く家を出ていればあの事故をみずにすんで自分はいままで通り普通に生活できたのに、、とかね。あるある(^^)すべての現実が偶然と偶然の積み重ねでできあがっているのかもしれませんね。


Jan Svankmajer "Meat Love" (1989)
日本でも長編アニメ「アリス」で有名な作家さんの短編ストップモーションアニメ。肉なのに!肉なのに!なんかかわいい!いちゃいちゃしてる!そしてエロい!最後の落ちも最高です。


Ladislaw Starewicz "The Cameraman's Revenge" (1912)
最後は変態さん。まぁいままでの作家さん達も、アニメという超絶に手間がかかることを好んでやっているという意味ではみんな変態です。でもこの作家さんはいろんな意味でもっと変態です。この作家は虫が好きだったらしく死骸にワイヤをつけて、アニメを作りました。虫の死骸なんてそんな小さくすぐ壊れてしまいそうなものを動かそうと思ったの?!とまずそこに驚きます。しかもストーリーが100年前に作られたと思えないほど、斬新ですw。一見普通に見えるビートル夫婦。夫がバーに出かけるところからはじまります。そのバーの名前は「ゲイドラゴンフライ」ゲイバーですw「そこのダンサーたちはみんな夫を理解してくれました。」(ナレーション)ショーが終わった後、ダンサーのトンボに観客のバッタがアプローチをかけてますが、それを夫が奪ってしまいます。そのあと夫とトンボ(♂)はラブホにいくのですが、腹を立てたバッタが奥さんに告げ口をするために2人の後をつけ、ビデオを撮影します。夫が家に帰ると奥さんと画家の浮気現場にでくわしてしまい、夫は画家が奥さんのためにかいた絵を奥さんの頭にぶつけてやぶるなどをして腹を立てます。「でも夫はやさしいので奥さんを許してあげます」(ナレーション)仲直りの印に夫婦は映画館にいきます。その映画とはバッタが撮影した夫とトンボの浮気現場でした。奥さん怒ります。夫はバッタに怒ります。最後は映画館が火事になっておわりです。
なぜこのストーリーを虫でやろうと思った!!!
よくわからないけど、時代的に虫だから許されたストーリーってのこともあるかもしれませんね。

今年もよろしくおねがいします!あれ、これ最初に言ったかな

タロウさん>
ありがとうございます!そう言っていただけるとやる気が出ます!

haruさん>
ネタ提供ありがとうございます!すごく嬉しいです!次リヒターについて書いてみます。といってもそこまでじーっくり見た事ないので、あまりご期待に添えないかもしれませんw でも頑張ります!
あと{Food}みてみました。ヤンシュヴァンクマイエルって食べ物を気持ち悪く見せることの天才ですね。気持ち悪いのにお笑いを忘れないおちゃめさが好きです。
私は受験時代は絵が書く事が嫌いになりそうになって、さんざん悩んだ記憶がありますw 美術史もたぶんピカソくらいでとまっていて、しかもその重要性とか全然わかってないダメダメ受験生でした。リヒターとか全然聞いたこともありませんでしたし、現代アートも好きじゃないと思ってましたw haruさんは受験中でもアートを嫌いなってないのがすばらしいと思います。いつか作品見てみたいです(^^)お身体に気をつけて下さい!コメント有り難うございました。

aegfさん>
コメント有り難うございます!トゥオンブリーいいですよね!見ると元気になります。

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コメント

非公開コメント

このブログを読んでいなければ、
一生観ることの無かったであろう映像です。
とても面白かったです。

Re: タイトルなし

ありがとうございます!アニメっていうと日本のアニメを思う浮かべることが多いと思うんですけど、探してみると同じ「アニメ」なのに表現方法がいろいろ違う物があって楽しいです。世の中いろんなものが作られているのに、一生かけてもその一部しか見ることができないと思うと不思議な気分です。
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